ERGO BELT
開発ストーリー



エルゴベルト


従来のベルト


 最近スポーツ各界でベルトの効能が非常に注目されていますが、実際マーケットには腰に大きな負荷がかかった際の保護を目的とした伸縮しない単なる細身のベルトか、あるいは伸縮性のマテリアルを用い広く腹部を覆ってしまうベルトがほとんどです。しかし新世紀を控えたトップアスリート達が腰部や下肢に関して要求するものは、このような単発的な使用や運動に制限を与えるものではなかったのです。
 1992年、ROCKY SPORTS は従来ベルトの問題点にメスを入れ "強いサポート力を有しながらも快適に長時間使えパワー抽出も計れる" という欲張ったテーマを掲げスポーツベルトの開発に着手しました。開発にあたっては我が国有数の国立大学医学整形外科権威による開発監修を得、スポーツ各界の一流選手のテストにより"USV-腹部アンダーサポート" の完成という形で夢のSport腰椎ベルトは誕生したのです。
 実用新案に認可されERGO & COMP/ENDUベルトに独占採用しているUSV-腹部アンダーサポート機能とは、腹部のサポート位置を背部のサポート位置よりも下方に移動したもので、その結果下腹部より斜め上部の背筋に向かって腹部をサポートすることが可能になり、胃部を回避し比類の無い快適さと大きな自由度を獲得したものです。叉、この機能により古来より武道や気功にて下肢を踏張るためのツボとして重要視されてきた "丹田" を押さえることを可能にし、通常ある程度上方に逃げてしまう下肢力を逃がさず、その下肢力を支える土台とし本来有する潜在下肢力を最大限に抽出します。そして更にアスリート達に嬉しいことは、胃部を回避するUSV-腹部アンダーサポート機能は精神を安定させる副交感神経に重要な働きを及ぼす "腹式呼吸" をも可能にし、競技時の精神管理に余裕を与えることが出来るのです。
 USV-腹部アンダーサポート機能にてスポーツ腰椎ベルトとして新次元の境地を開拓したCOMP/ENDUベルトは、今新世紀に向かい科学と医学的見地から更に開発を進めたERGO腰椎ベルトへと昇華しました。ERGO腰椎ベルトは更にディファレントサポートという、肝心な背部を強く、そして締めつけると不快になったり運動を妨げてしまう腹部をソフトにと、力の差をつけてサポートする画期的で非常に有効な機能を兼ね備え、近未来スポーツへの適合を基準としてSport腰椎ベルトに求められる "腰椎保護/パワー抽出/姿勢矯正/疲労軽減" という全ての条件を高次元で実現したのです。

腰椎は上半身のネジリやかがめを行う腹筋(腹直筋/内腹斜筋/外腹斜筋/腹横筋)と姿勢の維持等を行う強い背筋(広背筋/脊柱起立筋/腸腰筋)によって腹筋3: 背筋 7の強さでバランス良く支えられています。なぜ 3: 7かとの理由は 腰椎までの腹筋と背筋それぞれの中心からの距離が 7: 3であるため、テコの原理で腹背筋それぞれの脊柱を支える力は 3: 7となるのです。(3×7=7×3)
 腰痛は
運動や運動不足によってこの 3: 7のパワーバランスが崩れ、脊椎と腰椎をバランス良く支えることが出来なくなることにより発生します。(多くは腹筋が弱まる) それは脊柱の第4腰椎(図中-1)と第5腰椎(図中-2)と第1仙椎(図中-3)の間にある2つの椎間板が押され、脊髄神経にさわり痛みが出る のです(図の赤い部分)。腰痛の殆どはこの第4腰椎と第5腰椎と第1仙椎の間の椎間板で発生します。
 その他のケースとして通常椎間板には体重の数倍の力が加わっても壊れない構造になっています。しかし
腰を曲げたり捻ったりなどの姿勢で重いものを持ったり、また同様に腰を曲げたり捻ったりなどの姿勢を強いられるスポーツを長時間続ける事で、少しの力が加わっただけでも椎間板を損傷し簡単に腰痛を引き起こしてしまう ことがあります。またそれは筋肉疲労時も同様です。







 

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